朝
絨毯を敷き詰めたような甲高い声が
夏の終わりが近いことを
想像させる
自分で作り出した
この空気感
かつてのカーテンが揺らぎ
応接間で考えたあの時間
いつも、そのときの自分が投影され
様々な音と混ざる
時間は静かにあるものを過去のものにし
目を袖にやる瞬間も正確に無情に
堂々と行う
回想した日
雄弁に話す人は周りからもそう見えるらしい
屈折した人はそこにまだいる
お元気でと
そう言われた
長く美しい指がそこにあり
大人になった君がいた
加速に乗れば楽になれるだろうか
今日は
何もしない日
にするわ
流れてく
身体の中に
するりとはいっていく
今まで生きてきた回想が
隅々まで行き渡って
溢れたいらしい
ここから出発
生み出される音楽は
どこまでも響いていく
あの森で
やりたい
それが叶う気がして
1人の人物が
救われた日
なぜか塩ラーメンの匂い
不思議な時間
もう
振り返ることはないよ
きっとね
架空
ニセモノの空が
ダイナミックに魔法をかける
重さのない風が
駆け抜けたさっき
実体のないぼくは
家路につく
今日は
遅く起きて
昼間はアコギの可能性を
追求した
夜はなかなかピンとこなかった
楽器との別れが続くが
そんなに悲しくないのだ
一生いるかと思いきや
いつの間にか愛着とやらがなくなった
これは病気である
歪んでしまったものは
異物を取り込んだあの瞬間のように
罹ってしまった結果なのだ
あと数年したら、おしまいでいいか
思う
そこにおって
尊敬もあって
突然消えて
みんな
いい気はせんと思うねん
寂しいと
そう思わせたんやと
今一度感じんとあかんと
今日思ったよね
大事なんは
それは
自分の話と
別の話なんよ
いつか
謝りたいと
そう
思ってんよ
kibun
雨が上がったよう
気持ちはどうだ
晴れやかではない
初めての
来訪者
人の生き様は音となって現れる
こんな血が通っているのか
わからない人に
人が来る
人との関係を進め
人との関わりを持つ仕事を
選んだ
養老先生が
やるしかないんだと話してたっけ
スマートにやりきるために
感性を磨く
頑張れ
おまえさんよ
一時停止
部屋の中が落ち着いた
でも、胸にはズンとのしかかるもの
ベリーが乗ったくらいの重さ
毎日毎日
エレナを聴く
彼女にどれだけ救われているか
そう
らぶさんもそんな存在だった
もう15周年ということで
おめでとう
最近28を持って
いい音を出してらっしゃった
しゅんちゃんのいうように
見える範囲を絞る
必ずこうなってるという
理想
そこにいるのはきっと
自分のはず
そう
寂しいことを
人に還元するのは
人に迷惑をかける
ひとに迷惑をかけるのは
本意ではないから
桜の木でいいのだ
そよそよと吹かれ
エールを送る
それでいいじゃないか
桜のようなひとになるんだ