なにも

おれは普段

あんぜんなところにいる

慣れてしまっているのもあるのだろうが

今日の出来事は

ショックだった

 

わくわくして

感動もしたのに

そいつは

ぶち壊した

そもそも

人間なんて

そんなものかもしれない

人間不信になりそうだ

 

おれが

偉そうにみえたかね

ひやかしにみえたかね

純粋に

素晴らしいと

感じただけなのに

製作者の気持ちが届いて

演奏者に語りかける素晴らしい楽器

記憶に残ったよ、本当に

そうやのに

かなしくなる

おれと初めて会ったわけでもないのに

おまえのおかげで

イヤな記憶となった

これも

試練なのかい